HIRAYA平屋 プランニング [リノベーション]
ざーっといきおいで記事を書き終えたとき・・・誤って全文面を消してしまいがっくりしてるBROS兄です。
もう一度書きます(あ~カケルカナ・・・)
不動産屋ののりさんに1枚の平屋中古物件を渡された。
ごくごく普通の間取りをした平屋建て。築年数はかなり古い。
既存の活かせる部分は活かし、ターゲット像に見合った理想的な間取りを求めるべく
ゾーニングを始めたが・・・
がーーーん。。
平屋のプランニングは意外なことになかなか難しい。
平屋の住宅が得てして同じような貸家や建売の間取りになってしまうのもわかる気がします。建築雑誌をみても一般住宅で平屋の例は少なく、発展途上なのかもしれません。特に中古平屋物件は非常に間取りが狭くプランニングが難しい。まずは問題を整理。
プライベートゾーンとパブリックゾーンを分けるのが難しい。
プライベートゾーンというのは寝室やお風呂、パブリックゾーンというのは玄関やリビング(客間)など。
2階建てでは2階が主にプライベートゾーンとなるのでゾーニングしやすいのですが、平屋では動線が交差しがち。境い目をどう演出してスムーズな動線とするか・・・。
廊下が長くなる。
プライベートゾーンを重視した場合はどうしても廊下が長くなりがち。廊下が長くなりすぎても無駄なので、リビングから直接アクセスする部屋にするなどの工夫も必要だが。
全部屋南向きが難しい。
全部屋南向きにすると東西に長いプランになってしまい、敷地形状によっては不可能。
個人的には、日光浴をするわけではないので、南向きにこだわる必要は無いと思うが。北側のみに窓がある部屋は避けたい。
全部屋風の通る部屋をつくるのが難しい。
どちらかというと南向きよりこちらを優先したい。
真四角の平屋での角部屋は基本的に最大4つ。角部屋でない場合廊下を介して通風できるようにするなど工夫が必要。
マンションのような平坦なレベルになりがち。
まるでマンションにいるかのような平坦な天井高さ、床座になりがち。地上権を持った戸建て特有の光の取り込みや、目線の工夫など庭との調和も活かしたい。
高セキュリティにするのが難しい。
進入可能な窓が増えるので、致し方ないところ。
セキュリティを高めるには防犯ガラスにしたり、シャッターを付けたり、セコムを入れたり様々な方法があるが、平屋の場合はその箇所が増えてしまう。意匠性左右されずコスト的にも無難な方法が必要か。
吹き抜けをつくるのが難しい。
2階がない分大きな吹き抜けは難しいところ。無理に高い天井にすると不経済。吹き抜けが欲しい場合は軒高の一番高い箇所を昇り梁にしたり天井を貼らないなどの工夫が必要だが。
既存中古物件は屋根をいじくると高コストになる。無難な方法を選ぶべきか。
眺望やプライバシーの確保が難しい。
2階建てに比べて眺望や廻りからの視線の面では不利。敷地環境にもよるが。
ということで、なかなかベストの間取りというのは難しいところがある。何を優先するのかだが・・・
既存部分をなるべく活かし、適度な減築とそこそこの大胆なアプローチだが低コスト。
できるだろうか・・・。
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